project
houses
[ 波の庭・空の回廊 ]・・・・・横浜港国際客船ターミナル国際建築設計競技/1994
outline
陸と海の接点に位置するこの国際客船ターミナルは、「波の庭」と「空の回廊」によって形作られた公園として機能する。「空の回廊」はここで繰り広げられる様々な出来事や風景を楽しむ展望台となる。 「波の庭」は、合理的なプレキャストコンクリート構造を柔軟に活用し、その上下に多様な場を作り出す。波の上は市民の活動のためのプラットフォームであり、波の下には客船ターミナル機能が収められる。地下1階の駐車場から1階のサービスレベル、2階のメインターミナルレベル、さらには波の上へと機能的に明解なゾーニングがなされている。 一方「空の回廊」には、多目的ホール、ギャラリー、店舗、レストランなどが収められる。いつもはこの庭の散策に訪れる人々が利用するが、時には旅立つ船を見送り、また帰港する船を迎える空中デッキとなる。 「波の庭」と「空の回廊」は、階段やエレベーター・エスカレーターなどによって密接に結びつけられ、波によって作り出されるスロープも含めてさまざまな散策経路が提供されている。人々は、この建築のもつ多様な空間の中を自由に移動しながら、そこでの活動に触れ、また自らも参加することができる。そのとき建築は、ひとつの小さな都市として機能する。