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[ 山のぼせ∪湯のぼせ ]・・・・・「マルチファミリーのすまい」 建築設計競技 福岡市博多区 / 1997 / 銀賞受賞
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家族の変容 かつて家族とは、時間も空間も共有した者たちの集まりであり、個人にとって社会に向けた窓口であった。しかし、都市化や核家族化、女性の社会進出、少子化などにより、現代の家族は相互扶助による自立共存というかつての機能を失ってしまった。 個人は、家族を介さずに直接社会と関わり、同時にいくつもの異なった社会とつながりを持っている。いまや家族は、その個人によって構成された社会集団の一つにすぎない。人口の高齢化、単身者世帯の増加、かつての家族機能の崩壊という状況のなかで、今必要なのは、都市生活の中で家族に代わって機能する相互扶助が成り立つしくみではないだろうか。親から子へ、子から孫へと伝承されてきたものがこれからも引き継いでいける機構、そして互いが自立しながらも連帯意識をもったコミュニティを育成できる機構、それらを実現することが望まれている。